ハロウィンです。頭にのっけているのは、Kちゃんが作ってくれたビーズ細工の魔女帽子。去年の秋の写真。んでもって、シュウ君四ヶ月の日記を再アップ(やっぱり親ばか)

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子猫のシュウはもうすぐ四ヶ月、外への好奇心は日に日に増して、ベランダの手すりから落っこちたのは記憶に新しい。

今日も快晴、シュウとプリンはベランダで遊んでいた。金角はまだ風邪なおってなくて、半ば寝込んでいる。ごろんごろんしていたら、妙な声が聞こえてきた。

「ブッブギャアアアアア〜」

ん〜、どっか他所のネコでもきたかな〜、とベランダに出てみたら…

シュウがいない。隣を覗いてもいない。植木鉢の中にもいない。

「ウッギョォォォン」

変な声…

プリンがベランダから身をのりだして下を覗いてる。ひょいと見ると…


シュウがいた。


他には誰もいない。何もいない。ただシュウが独り、何もないところで鳴いている。


「ウッギャァァァン」
「シュウ。」

はっとシュウは振り返った。すげ〜情けない顔。

「みゅう〜〜〜〜〜〜」

一声ないて大慌てでベランダに上がってきた。



……………つまり、恐かったわけね、あの声…………


勇気をだしてシュウはベランダから下りたのだ。外の世界は広い、そして見知らぬものに満ちあふれている。(草とか石ころだけど)それでもシュウは歩み出した。しかし、突然恐怖が襲ってきたらしい。

「ブギャアアアア」

で、ああいう妙な声が出たのか、お前…




シュウの冒険はベランダを離れること、1メートルで終わった。だけどな、シュウよ、お前、血統書つき、深窓の何様ならいざ知らず、雑種だろ…ゴミあさりはするくせ、全然たくましくないな、お前…

お母さん、甘やかしすぎちゃってますかねぇ。3ヶ月のプリンちゃんにいたっては外へ行こうともしないもんね…
毛に一杯くっついてきたイノコヅチをとってやりながら、ため息のでたお母さんだった。