シルバニアの「赤い屋根のお家」二階にすぽりと入ってるくぅちゃん。お小さい頃はよくここでお昼寝していらっしゃいました。もうね、今じゃほんっとに大きくなっちゃって、すっかりうちの猫になっちゃって、お嬢さんってば…
2005年八月の日記アップ。まだ里親を探さねば、と決意していた頃の…ふ…ふふ…どうせあたしゃバカ親よ…

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2005/8月の日記

赤ボン猫は順調に育っている。ドロドロ離乳食も終わって、今は仔猫用のやわらかい缶詰に変わった。

「はいはい、クゥちゃん、まんまでしゅよ〜、お腹、しゅきましたか〜。」



……や、クゥちゃんというのは仮の名だ、あくまで里親が見つかるまでの仮の名。


「おいちいでちゅか〜、いっぱいたべましょね〜。」

いやいや、スプーンで食べやすいようにすくってやったり、缶詰を寄せてやったりするのは、こいつがまだ小さいからだ、けして甘やかしているわけではないっ。里親が見つかるまで健康で強い体を作ってやるのがおれの責任っつーかなんつーか。


「おい、人にあげるならこの時期が一番いいぞ。」

横で見ていた亭主が言った。

「このくらいならもらい手がみつかるだろう。」


「……………」


「動物病院の先生にも頼んだらどうだ。」


「……………………」


「おい。」


「………クゥちゃん、おいちかったでしゅね〜、お昼はミルクをのみまちょうね〜。」
「おい…」
「はい、おちまいおちまい。」


ウェットティッシュで顔ふいてやって、やはりご飯の終わったシュウ君とプリンちゃんのところへ連れて行く。最近、クゥちゃんとよく遊んでくれる。とくにシュウ君は一緒におねんねもしてくれる。


だから……いいもらい手が、かわいがってくれるもらい手が見つかるまで、っつーか、見つけなきゃいけないんだけどっていうか………


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結局飼ってるよ、オレ…