ご注意・このファイルは大人向けです。間違って入った十八才未満の方は即退場です。話の流れには関係ないので、次のファイルからどうぞ。







「あぁ…」

我知らず甘いため息が漏れた。それからは嵐に翻弄されるようだった。あっというまに服をはぎ取られ、全身を愛撫される。全裸の不二は国光の膝に乗せられ、後ろから貫かれた。国光の手が胸の飾りを弄りまわす。ぐいっと突き上げられ、甘い痺れが背筋を走った。

「あぁぁぁっ。」

仰け反った不二の目の前には真っ青な空と桜若葉、明るい午前の日差しの中、ぐちゃぐちゃと淫らな音を立てながら二人は揺れた。晴れ渡った空の下で、不二は大きく足を開き、後ろは国光の大きなモノを突き立てられ、前は節だった大きな手で弄られている。男同士でセックスをしているのに、なんと晴れ晴れとした快楽だろう。愛し合っている自分達がこうやってまぐわうことは自然なことなのだ。全身を駆けめぐる快感と心の底から沸き上がる喜びに不二は涙を零した。

「不二っ。」

ぐっぐっと国光が突き上げを激しくしてくる。

「もっと…奥…」

不二が喘ぎながらねだると、腰を両手で支えられ最奥へ性器をねじ込まれた。

「ひぁぁっ…」

悲鳴をあげて不二は達した。同時に熱い迸りを感じる。

「あぁ…」

不二は体を震わせ、それから国光の胸にぐったりともたれかかった。耳元で国光が荒い息を吐いている。

「不二…」

汗に濡れた体をぴったりと寄せ合ったまま、国光が唇を吸ってきた。海から吹いてくる風がほてった体に心地よい。まだ不二の中に入ったまま、国光はぎゅっと不二を抱きしめた。眼下に榎本の館が小さく見える。その先には海がきらきらと日の光をはじいていた。

「あ…ここ…」

覚えのある風景に不二は呟いた。

「ここ…君のお母さんの好きな…」
「母上のお気に入りの場所だ。」

一月前、桜の花の頃、国光が連れてきてくれた場所だ。あの時は小さな春の花が咲き乱れ、桜吹雪が舞っていた。思い出して不二はぽん、と赤くなった。

「そっそのっ、おっお母さんのお気に入りの場所で…」
「ここでおぬしを抱くと決めていた。」

ゆるゆると後ろから回された国光の手が胸や腹を這い回る。耳に国光の吐息がかかって不二は身じろいだ。後ろからとろり、と温かいものが流れた。

「あっ。」

国光の放ったものだ。国光は後ろから低く囁く。

「どんなに時を経ようと、おぬしはおれのものだ…」
「あ…ん…」

不二は甘く鳴いた。ずくん、と不二の中で国光が大きくなる。

「八百年たとうと千年すぎようと…」

ゆるゆると国光が腰を動かしはじめた。答えるように不二の体も揺れる。

「おれの魂はおぬしを求め…そして見つけだす…」

不二は体を押され四つんばいになった。ずるり、と国光が抜ける。それを惜しむように不二は戦慄いた。すぐに熱いものがつき入れられる。

「ああーーっ。」

不二の嬌声を桜若葉が吸い込む。国光は不二の腰を支えはじめから激しく動いた。

獣のようだ…

快楽に霞む頭で不二はふと考えた。

獣みたいに純粋に交わるんだ…

草と土と、そして国光の匂い。

「あぁっ、国光っ…」

愛しい男の名を呼びながら不二は絶頂へ駆け上がった。

☆☆☆☆☆☆

祝・青姦vうぉっ(石が飛んできた)すいませんすいません、もう言いません。
それにしても母君の好きだった場所で、国光、不埒千万なりっ。でも、母君ももしかして父君とこの場所で…あいたっあたたたっもう言いませんってばーっ(石つぶての嵐)