
  ☆☆☆☆☆☆
  まだ貰われてきて日の浅いシュウ君とプリンちゃん。息子のランドセルの中に入れる大きさだったのね。このころはまだシュウ君が長毛種の混血って知らなかった。いまじゃすっかりフサフサです。
  下に、この時期にかいた日記の分をアップ。日々是是空は消えちゃうから、特撮関係と子猫関係は保存していた親ばか。(だって日記だから…)ぼちぼち再アップしよっかな〜(超個人的趣味だ)
  
  ☆☆☆
  
  タマネギをくわえたネコ(シュウ君、プリンちゃん、四ヶ月)
  
  
  買い物にいった。玉葱ときゅりが安かった。きゅうりは一袋四本入りで、玉葱はばら売りだった。
  買い物から帰ったわしはすっごく疲れていたので、生モノだけ冷蔵庫にいれて野菜はスーパーの袋にいれたままコタツにひっくり返っていた。
  
  疲れていた…
  頭のまわりをドタバタ何かが走り回っている。
  
  
  あ〜、ネコ、暴れてるわ…
  
  
  
  うつらうつらしかけたわしの目の前を茶色いふわふわした物体が通り過ぎた。そのふわふわした茶色にくっついているのはやはり茶色の丸い物体。
  
  ………?
  
  
  
  はっと飛び起きると目の前にシュウがいる。で、シュウの口元に茶色い丸い物体。 
  
  
玉葱だよ…
  
  
シュウが自分の頭の倍はある玉葱をくわえていた。あの、玉葱のさきっぽの、とんがってる部分、あそこをくわえている。
  まぁ、シュウ、上手にくわえちゃって…………
  
  
じゃねーだろーっ、
  なんで猫が玉葱くわえてんだっての。
  つか、くわえられるのか、あんな重さのもの。
  お前、まだ子猫だろうっ。
  
  
  取り上げようとする雰囲気を察知したのか、シュウはすたこらさっさと逃げ出した。もちろん、玉葱をくわえたまま。
  
  「こら、シュウ、返しなさい。」
  
  立ち上がったわしの足下を今度は白い物体が通り過ぎた。なんか、プリンちゃんと同じくらいの大きさの緑色がくっついてる…
  
  「…プリンちゃん、な〜にをくわえてるのかなぁ〜っ。」
  
  逃げた。プリンも逃げた。緑色をくわえたまま。
  
  「なんでキュウリ持ってくのよ、馬鹿猫ーーーっ。」
  
  なんで玉葱、なんでキュウリ、
  いやその前に取り戻さねば、今日の晩飯。
  
  
  
  玉葱とキュウリを取り上げられ、めっ、と怒られた子猫達はぶーたれて互いに噛み合いっこをはじめていた。
  
  
  でもね、でもね、悪さするにしたってさ、あんた達…
  
  
  この二匹、ちゃんと猫として育つのか、すご〜く不安になったお母さんなんだけど、育て方が悪いの?わしの躾がなっていないの?四ヶ月めにして、子育ての壁にぶちあたったのであった…
  
  
 
  