久しぶりに早起きしたので(9時前ってこと)二週間ぶりにグランセイザーを見た。

オープニング、4月に入って「二番」を歌ってるのね。
相変わらず…なオープニング…特撮映像がきれいなだけにね…



グランセイザー、どうやら「人類はゴミ、すべて抹殺してやる」とうそぶきながらヌルい作戦で部下を二人も失った、わしからみたら無能としか思えない侵略者のリーダー、ロギア君のお話は先週で決着したみたいです。

ちょっと惜しかったな。先週みればよかった。きっと突っ込み所満載だっただろうに(歪んだ期待のほうが大きくなってしまった哀しい現実)


で、今週から新しい敵です。
やっぱり人類、嫌われています。
抹殺したいんだそうです、人類だけ。
非常事態は続いているってわけですね。


それなのに、グランセイザーの諸君、バイトだのに勤しんでいていいんでしょうか。



バイト代入ったから奢るぜ〜って、アンタ…ロギアに襲われて地球が危機に瀕してたとき、まだバイトやってたんかい。


新たな侵略者を察知してアメリカの軍事衛星から迎撃ミサイルを発射したんじゃなかったんですか。
で、それが失敗したんですよね。
侵略者が入り込んだってわかってますよね。


…で、バイト…


博士は博士で、論文提出日がちかい〜って、グランセイザーの炎のトライフ達に資料整理、やらせてます。

博士、あんた、国防省とつるんで国家予算、とりつけたんだろ、
侵略者、やっつけなきゃいけないんだろ、
あんた、一応グランセイザーの要なんだよ、わかってる?

論文書いてる暇、あるんかい。



とにかく、ロギア亡き後、新たな事件が頻発します。


人間蒸発事件。
こりゃ大変。
明らかに侵略者の匂いがします。


そして、グランセイザ−、炎のリーダーとその相方の女性が「デート」してると、職業警官のお仲間グランセイザーにばったり。


いっつも自転車でパトロールしちゃ仲間にばったり会ってるけど、アンタの管轄はどこなんだよ…


で、またまた偶然、侵略者が女子高生を襲っている所にばったり出くわしたりなんかします。
なんかね、銃のようなもので撃たれると、異次元に転送されちゃうらしいですね。
当然、皆で女子高生を助けます。そしてわかった事実。


彼女は前回の人間蒸発事件の目撃者だった。
だからまた襲われる可能性がある。


フツー、目撃したらその場で消されないか?相手はすげー能力もった侵略者なんだぞ。
っつか、目撃したら、警察にかけこむだろうが、フツーは。

この時点で、すげー怪しい女子高生。
身元調査しろよ、誰だってコイツ、あやしい、って思うだろ、フツーっ。


「彼女はどうしたんだ。」
「今、家まで送っていってます。」

グランセイザーの若造が危ないから家に送っていってるんだそうだ。


だめだろー帰しちゃ。
疑えよ、あやしいじゃん。
いや、百歩、千歩譲って、彼女が怪しくないとする。
それでも保護しろよ。
狙われてんだろ。
じゃ、家の中だって危ないじゃないか。
警察なり、軍なり、グランセイザーなりが張り付いて守るか、どっかに保護するもんじゃないのか。

しかも帰って来た若造は憤慨する。

「彼女をおとりにするって、ひどいじゃないですかっ。」

いや、あんた、おとりもなにも、もう狙われてるんでしょ、彼女。
どうせ敵が襲ってくるんだから。

「大丈夫だって。おれ達が守るから。」

当たり前です。そのために国家予算、あんたらについてんの。
だから呑気に博士の事務所でだべってんじゃないっ。

でも若造は納得しない。この子はお姉ちゃんもグランセイザーで心根の優しい弟君って設定なのだ。

「彼女を犠牲にするなんてっ。」

その時、博士の爆弾発言が炸裂した。



「多くの人達の命を守るために、一人の人間の勇気が必要なこともある。」



言ったね、言っちゃったねっ。



アンタ、今、こういったんだよ。



「多くの人達の命を守るためには一人の人間の犠牲はやむおえない。」



そりゃ、歴代ヒ−ロ−番組の悪役の台詞じゃん。



多くを守るため、って大義名分掲げて人の命を軽んじる悪役を。ヒ−ロ−達は「それじゃだめなんだー」って血ぃ吐きながら闘ってきたんでしょうが。

現実には難しいからこそ、一つの命は何よりも重いって綺麗ごとを守るため、ヒ−ロ−達は存在してきたんだぞ。



だいたいね、たとえ最期に同じ決断を下すにしてもね、

例えばホントに、大勢を守るため誰かを犠牲にしなきゃいけないって決断を下さなきゃいけなくてもね、

そこにいたるまでに血へど吐く程悩むのと、大勢の命が大事だからってあっさり納得するのとじゃ雲泥の差があるんだぞ。


結果は同じでも、その過程ってすごく大事なの。


そしてね、悩んだ人間とあっさり納得した人間って、その後の様々な決断が違ってくるもんなんだよ。

そして必ず、あっさり納得した人間は、最期の最期で間違うんだ。



そんなこともわからないのか。



脚本家、腹切れ。お前にヒ−ロ−番組の脚本をかく資格はない。


博士の爆弾発言にぶっとんだあとは、そりゃもう、案の定っつーか、間抜けな展開で、

グランセイザーのお姉ちゃんの方が女子高生の服借りて身替わりになってるし、

そんなことで「地球までやってこられる程の科学力をもった侵略宇宙人」が騙されると思っちゃうグランセイザーはホントに間抜けで…


でも侵略者、騙されておそってきた。



まぁ、女子高生自体がグランセイザ−狙いのワナだったらしいから、ホントに騙されたわけじゃなかったらしい。

ほっと胸をなでおろす…侵略者まで馬鹿だったらどうしようかと思った、

お二人程、転送ビーム浴びて異次元にとばされちゃいましたけどね。

異次元の映像は某低予算ヒ−ロ−番組とくらべものにならないくらい綺麗でした。
某ヒ−ロ−番組は、赤か青のフィルターかける程度だもんね。

ほんとに、特撮さんの腕がいいだけに、中身の間抜けさ加減が胸を抉る。特撮スタッフが気の毒すぎ。

そしてあっさり、異次元にとばされた二人は戻って来ました。
恋の予感までさせて。
いいけど別に。

せめてねぇ、侵略者とのバトル中、自分の自転車が異次元転送ビームでとばされちゃった警官グランセイザーにね、

「ああっ、○×署の備品をっ。貴様、器物損壊で逮捕だぁっ。」

とか叫ばせてほしかったけどねぇ…いや、もういいんだ。



とにかく、大規模な人類抹殺計画が再び始動してるらしい。



しっかし、こいつらにまかせて大丈夫なのかね、地球は。


来週あたり、人類滅んじゃうんじゃなかろうかってマジ、不安になった今日のグランセイザーだった。


追記

CMで「ロギアのなんたらガン」(つまり侵略者ロギアの使っていた武器)が売り出されている。

もちろん、ロギアがポーズ決めてるんだけど、あのミステリアスなのか濃いのかようわからんキャラ、人気あったんだろうか…

いや、たしかに、人間の姿の時はともかく、変身したロギアはあの中ではデザインよかったけどね。

あらゆる意味でミステリアスだな、この番組…


☆☆☆☆☆☆
何故これが「日々是是空」コーナーじゃなくてこっちにきたかって?そりゃ、二千字こえちゃって単に入らなかったからです。上のグランセイザーの時と理由は全く同じ。しかし、はじめてグランセイザーの感想かいたときは期待に満ち満ちていたのになぁ…涙…