オフ本「只野シジミの日記」ラスト(抜けた分)
     
     
 





里の仲間、子供達、同僚、友人、オレ達にはここに大事なものが一杯ある。そしてなによりかけがえのない人を得た。これからオレ達はずっと一緒だ。寄り添って生きていく。手を取り合ってずっと一緒に生きていく。こうやって生きていける幸せは、目に見えるもの見えないもの、色んな助けがあったからこそ手に入れられたのだろう。
オレは友人に、仲間に、そしてカカシさんを生かしてくれた全てのものに感謝する。そしてオレ自身が、何かの助けになれる人間であれたらと思う。そうカカシさんに言ったら、銀髪の恋人はぷく、とむくれてこう言った。
「イルカ先生はオレだけの助けになってればいーんです。他の何かになんてやってたまるか」
オレは笑って、拗ねてる恋人の頬にキスをした。嬉しそうに恋人が頬を弛める。これがオレの宝物、心の中でこっそりオレは呟いていた。




「で、なんでオレがはたけ上忍のノロケ聞かにゃならんのですかっ」
「今暇なの」
「うみの先生っ、ちゃんと管理して下さいよ」
「悪い、オレ宿泊の段取りあるから相手しててくれ」
「ヒラマサ先生っ、夏までにくっついたら二学期、平穏無事って言いましたよねっ」
「平穏無事だろ?新米」
「ぎゃ〜〜、オレの仕事の都合はぁっ?」

新米アカデミー教師、只野シジミの日記にこうして里のバカップルの日常が綴られていく。

おわり


 

 
  オフ本「新米教師只野シジミの日記」をお手に取って下さってありがとうございました。ところで、ラストのこの部分がごそっと抜け落ちてました。ぎゃ〜〜、なんでだ。あそこで切ったことないんで、おそらくパソコントラブルによる添付ファイルの破損が原因かと…まぁ、なくてもいい部分ではあるんですが、どうにもおさまりが悪いっていうか、ぶった切りになった感があるんで、あの後の締めはこれだよ〜、みたいな感じで読んでやってください〜