本性5

 

 

 

「ありおりはべりいまそかり〜ラ変っ♪」
「お疲れイルカ、はい報告書」
「おぅ、ご苦労さん。報告書預かりまーす」
「相変わらず古典文法か?元気だなぁお前」
「元気じゃねーよ、文法嫌いだよ古典文法」
「っつかお前、何やってんの?」
「え?美顔マッサージ」
「は?ソレ何?」
「美顔ローラー」
「はぁ?」
「聞け聞け、コイツ、美顔ローラーっつってるけどコレな、ホントは足つぼローラー」
「足つぼ?あ、ホントだ。イボイボ一杯ついてる」
「イルカな、美顔ローラーと間違えてコレ買ってきやがったの」
「はははー、バカだなイルカ」
「バカだよな」
「うるさーい、ゲルマニウム入りだからいいんだ」
「いやイルカさ、足つぼローラーだろ?顔マッサージしていいのか?っつかなんで美顔?」
「ふっ、お前らにオレの乙女心を理解してもらおうとは思ってねぇ」
「そもそも乙女は足つぼローラーを顔に転がさねぇぞ」

「あれ、それって足つぼローラーですか?」

「「わぁ、はたけ上忍」」
「はい、こんにちは。報告書お願いね」
「うっ承りますっ。ほら、イルカ、何やってんだよ」
「はっはひっ、ううううけたわまりっ」
「その足つぼローラー、イルカ先生の?オレも買おうか迷ってて、どんな具合です?」
「カカシさんっ、お試しになりますかっ」
「え?今?」
「是非今、この場でお試しになりませうっ」
「いや、オレ、任務帰りで足、汚いから」
「このイルカめがおみ足揉み奉りまするっ」
「奉りって先生、あのっ」
「さぁ、掛けさせ給へっ」

「あ、椅子だ」
「いつの間にアイツ、椅子用意したんだ?」
「っつかいつカウンター出たんだ?」
「中忍レベル越えてんぞイルカ」

「さぁさぁ掛けさせ給へっ」

「イルカ、興奮パネェな」
「古典文法混じってんもんな」
「あ、はたけ上忍、椅子に座らされた」
「戸惑ってる戸惑ってる」
「でもいい人だな、はたけ上忍」
「イルカ、マッサージはじめた」
「上忍、痛がってる痛がってる」
「マッサージ、足の指に移ったぞ」
「くすぐったがってる、上忍」
「いい人だな、上忍」

「や〜、ありがとうございます。結構気持ちいいもんですね、足つぼローラー。オレも買おうかな」
「それには及びません。いつでもお申し付けくだされば私めが」
「イルカ先生は優しいですねぇ。確かに、疲れを溜めると『あし』ってね。足に悪しとか?」

「出た、上忍ギャグ」
「本性出た」
「イルカがぽーっとなってるっ」

「じゃ、オレはこれで。ありがとうね」
「お疲れ様でした、はたけ上忍」
「お疲れ様でした」
「カカシさん、なんてハイレベルな掛詞的ギャグ」




「………おい、イルカ、何する気だ」
「よせ、それはやめろっ」
「はっ離せぇっ」
「やめろイルカっ」
「離せ離せ、カカシさんの足エキスで美顔するんだーっ」
「だからダメだって」
「イルカ、違う世界の扉開いちゃうから」
「そこ踏みとどまれイルカっ」
「足エキスがフレッシュなうちにっ」
「誰かーっ、コイツの足つぼローラー取り上げてくれっ」


同僚達の真摯な説得のすえ、カカシエキス付き足つぼローラーはガラスケースに収められイルカの寝室に飾られているとか。

 

 
イルカ先生の同僚達、それなりに苦労してます。イルカ先生はカカシさんが大好きだけど本人の前ではモジモジ君です